よくあるご質問
18世紀にフランスの貴族やヴェルサイユ宮殿などに出入りする人々の間で携帯用「嗅ぎタバコ入れ(snuff box)」として使われたのが最初といわれています。
リモージュボックスはフランス南西部リムーザン地方の首都リモージュ市およびその近郊でのみ作られたもので必ず「Limoges France」という印が書かれています。
リモージュボックスはテーブルウエアなど他のリモージュ高級磁器製品と同様カオリンを原料としますが長石、石英の混合物を使い、1400度という高温により焼成されることで生じる半透明感が特徴です。
また、一つ一つが工房のアーティストの手描きによる絵付が行われていること、真鍮の蝶番と留め金は、取り付けられるリモージュボックスの種類特徴に合わせて種々のデザインのものが使われているのも特徴です。
取り付けも、ボックス一つ一つ微妙に異なるサイズに合わせて個別に細かく調整されて始めて完成します。完成までの工程は30にもおよび、最低でもひとつのリモージュボックスの製作には12人の職人が関与します。
これは、この地方に古くから受け継がれたエマイユ(七宝焼き)、世界的に有名なステンドグラスのガラスと金属加工技術、陶器製造技術に18世紀に当地で発見された硬質磁器の素材などの要素がこのリモージュという地に集約されたことがリモージュボックスの誕生につながっています。
実用的目的から制作されましたが、やがて富裕層の間で他とは異なる形状、デザインのボックスを所有し、お互いにそのユニークさを競うことが一種の流行になりました。
リモージュボックスはモールドと呼ばれる鋳型から作られ、ひとつのモールドから生み出されるボックスの数は、モールドの使用限界を超えるところで中止されます。 また焼成の過程で同じ型からできたリモージュボックスでも微妙に異なります。 したがって、ご自分の所有するボックスがほとんど唯一無二となることもコレクションの対象に成りやすいのかもしれません。
当初はフランスの特定層に限定されていたコレクターも20世紀に入り世界中にファンを増やしています。一度、目にとまり、手に触れることによりリモージュボックスの魅力の虜になりコレクターの仲間入りをするケースも多くなりました。
ある国の元大統領夫人で、大統領候補になった方は「真珠模様ブルーの卵型ボックスチェーン止め」(商品番号DP003)を最初に手にして、それがきっかけでリモージュボックス・コレクターの仲間入りをしたといわれています。
小さな小物入れとして「嗅ぎタバコ入れ」からはじまり、「ピルボックス」あるいは、子供の抜け替わった「乳歯」を入れたり、赤ちゃんの最初に生えてきた「髪の毛」を記念にとって置いたり、裁縫用の「ピン」、「ヘアピン」など、小さな箱に収まるものならアイデア次第と言えましょう。
企業・団体の特別な記念品(既存の型を使ったり希望の型を作成して制作)として顧客や社員へ差し上げるケースもあります。
フランス南西部、パリから約400Km離れたリモージュ市内外のATELIER RAPなど複数の工房で作られています。
本物のリモージュボックスには必ず「Limoges France」「Porcelaine de Limoges」「Peint-main Limoges France」などの記述と制作工房のマークがわかります。
また、ヒンジが開き切らず90度前後でとまるのも特徴のひとつです。大切にずっとお持ちください。 あなたが今日入手した商品がアンティークとしての価値ある品物になります。
はい。ひとつひとつのリモージュボックスにはATELIER D'ART DE LIMOGESで制作されたことを証明する証明書が付いてきます。
送料は送り先が日本国内であればすべて無料です。
現在カタログは制作しておりません。新らしく到着したボックスなどはFacebook(limogesbox)、Instagram(limogesboxes)にてご確認ください。
輸送中に破損することは、今までの経験からありません。ただ、包みを開けるときに十分注意してください。
破損の大半はパッケージを開けるときに起きています。 万一、輸送中に破損した場合には、送料着払いで、当社まで現物をお送りください。 新品とお取替えします。同一商品のない場合は、しばらくお待ちいただくことになります。
大切に、丁寧にお取り扱いください。
ボックスを開けるときは、決して上部の人形その他装飾部分を押さえてはいけません。
ヒンジの留め金を無理に押さえることもしてはいけません。
留め金近くのヒンジの合わせ目に爪をいれ、そっと開けてください。